正字正かな

英語版「批評家の手帖」福田恆存著 中村保男英譯 はじめに・Foreword 柳田國男の手稿序文

×づくめ ○ずくめ

このことばについては、実はすでに明治時代に、正確な解釈が出ていたのである。明治二五年から二十六年にかけて刊行された山田美妙の『日本大辞書』(いまノーベル書房から影印本が出ています)にこうある。 近松、女楠、「鎧ヒノ透キ間透キ間、矢ずくめニ竦メラレ」。> …

闇黒日記 五月二十日。小松英雄『いろはうた』の件。 旧版は「中公文庫版」ではなくて新書なのでは。 旧版を読んだことあるはずだがさういふ問題点があったのを覚えてないな。読み流してしまったのか。我ながら情けない。ただ、「てふてふ」(だけ)を挙げて「旧仮名は問題…

生れ月の神秘(単行本) 正字正かな。本来の意味での復刻。前に本屋で見かけて「きちんとした覆刻だ。占ひ師のくせにまじめで偉いな」と思ったことがあったな。

新明解国語辞典

前に反応しそびれてそのままだった。コメントからするともう解決済みかも。 http://d.hatena.ne.jp/Sucky/20080907/1220798297 ところで、あつちと云ふ意味での「向こう(むこう)」つて歴史的假名遣では「向ふ(むかふ)」で良いのだらうか?新明解国語辞典第三版…

http://seijiseikana.g.hatena.ne.jp/funaki_naoto/20090428 入力の間違ひかと思はれるもの。 強要すども 尊守し 基しき 件ひ 言文の不一致といふ事 「尊守」は正しいのかも知れないが。 「こりずまに」といふ言葉は知らなかった。「平地に波欄を起す」、「平地に乱」が…

http://d.hatena.ne.jp/ziom/20090427/p1 ええとですね、「1時間」に不審を感じたとかではありませんよ。「うんうん、長い時間は要らないんだよな」と思って『仮名遣ちかみち』(の序)を連想しただけでして。 闇黒日記 「四月二十七日」の最後近くの記事。訂正したよ。…

(いつものことだが)きちんと書く程やる気がないので適当に。 現代の表記として新仮名・旧仮名どちらがいいかといふ問題で、「正しさ」云々の意義・理念を棚上げにして具体的な表記(「づ」とか)を考へただけで、旧仮名を取ることになる。語の体系が意識できるので。 定家…

メモ。 山田孝雄『日本文法学要論』(書肆心水) 「契冲」の御購入方法 「假名遣ちかみち」だけ買ふことも出来る(出来た)。

メモ。http://a.hatena.ne.jp/mhrs/のおかげで知った。 本サイトの表記について―伊藤信哉研究室 仮名遣の歴史(電子テキスト)

22日コメント欄の「matsunaga 2009/04/23 12:45」について。 ようやくの思ひまでして探してくれたんですか。それはわざわざどうも。江洲さんの日記でしたか。 http://esu.oresama.org/200902c.html#20090222_s1 野嵜さんのおまけで松永氏がコテンパンになつてゐる…

matsunaga 2009/04/21 13:25 あなたのブログは邪推ばかりです。「アクセス稼ぎ」とか。釣りだの何だのとまったくもって見当はずれのことを書き連ねるのは、悪意としか受け取れません。 さて、現在データが残っていないのですが「正字正かな」掲示板という名…

http://d.hatena.ne.jp/matsunaga/20090418#1240054158 闇黒日記四月二十日の第二項 松永氏は「正字正かなはフォトンベルトのやうなもので、擬似科学だ」と言つてゐるやうに見える。「現代仮名遣」こそがでつち上げなのに。 さうではなくて、正字正かな派は「…

2009年04月07日■伝統的仮名遣い・古典文法ブログ Агитпункт Beu VII 古典一乙 - Агитпункт Beu VII 今回より、このブログの文體をさらに古の形に變へてみむとぞ思ふ。なんとならば、、、いゝかげん、歷史的假名遣ひの中途半端なる用ゐ方になむ飽きにける。こ…

『私の国語教室』の再読、ぼちぼち読んでとっくに読み終ったのはいいが感想を丁寧に書かうと思ったせいで結局何も書いてない。「いいかげん」を方針にするのも妙だが、いいかげんに書かう。ともかく勢ひを殺さないやうにしよう。 「ここ引用したい」とだけ書いて引用…

例によってうろ覚えだから確信は無いけど、以前はmisimaのページのタイトル近くに福田氏の言葉として「表記法は語に従ふべし」みたいなことを掲げてあったんだが、今見に行ったら無いやうだ。よく探したわけではないから別の所にあるのかも知れないが。 まあ、元々…

手書きの字(井上靖)

井上靖:戦地から両親への手紙 夫人の遺品から発見-毎日jp(毎日新聞) 記事によると昭和十二年十月に送られた手紙。 手紙の画像もあるが手元にある新聞の方が見やすい。手書きの字体は参考になるから、見えるものだけ書いておかう。 宛名。 大日本 靜岡縣 伊豆 …

露伴派です鴎外派です福田派です

前に読んだだけで反応し忘れてた。 2009年02月22日■正字正かなについての速記 わたしは幸田露伴派を名乗ることにする。それは、幸田露伴の思考方法とわたしが非常に似ているからであり、主張もうなずけるものが多いからである。幸田露伴は、「普通文章論」で…

(さっき間違へて昨日の分に投稿してしまったが) 昨日の続き。どこのサイトについてかは「管理者に少し失礼なので」「明記」しないけど(笑)。 「鴎外は歴史的仮名遣支持者ではない」といふ説はどうなんだらうな。山田孝雄への遺言はいちおう「伝説」かと疑ふのもありかと…

以下の文章でにあれこれ書かうとしたが、しばらく前の記事だからもう誰かに批判されてるんだらうな。それに「カッコいい」から支持するやうな奴を念頭に置いた記事のやうで、それなら全く「我々」には関係無いからどうでもいいことだな。どこか遠くの世界に「馬鹿な正…

http://d.hatena.ne.jp/yms-zun/20090323 歴史的仮名遣の対語は政治的仮名遣と呼ぶのが相応しい。現代かなづかいの実態にもピッタリ沿つてゐる。略すと政かな。

闇黒日記の三月二十三日 『私の國語教室』の件。よし読むぞ。再読しようしようと思ったままだったから。文章の密度が異常な迄に濃密なので注意、と。 まあ、しかし買ふのは見送りといふことで。 文春・中公(増補)・新潮(増補)を持ってるオレは勝ち組!とか適当。

「プロジェクト」、協力できさうなことが無いけど応援はしてますよ。

「想定内」「時期尚早」

闇黒日記二十二日の第五項と二十一日 詞の玉垣廿一日と廿日(春分) 他人の意図を臆測して弁護するのも何だけども。 想定内ですにしても他の応答にしても、「軍曹」と言ふか「酋長」と言ふか、ともかく「上官」に対する弁明のやうなもので、変にかしこまって「いえそのあ…

「涙目」で敵を蹴散らす人

http://d.hatena.ne.jp/matsunaga/20090222#1235275513 「遅参」でもいいから「戦場」に行かう、と見に行ったら敵全滅ぢゃあないですか。

闇黒日記(二月二十六日) 松永氏の「ブログ」のコメント欄で、tanzenと喜六郎が結託して俺の事を引つ掛けやがつた。しかも正字正かな派の人間は誰一人あのコメント欄で俺の事を擁護しようとしない。喜六郎大喜び。アンチ野嵜大喜び。アンチ大勝利。俺涙目。正…

(同日さらに追記 その後のコメントを見てみたら結果として「バカ」呼ばはり大正解!(苦笑)) (3月1日追記 今さらだが、いきなり「バカ」呼ばはりは(tanzenさんと同じぐらゐ)傲慢で良くなかった) http://d.hatena.ne.jp/matsunaga/20090222#1235275513 コメント欄で…

なかなか「滅び去ってくれない」迷信による「批判」

闇黒日記(平成二十一年二月二十二日) 2009-02-21 - HM weblog 日本語が滅ぶだの滅ぼせだのといった話題がかまびすしいが - 備忘録ことのはインフォーマル はてなブックマーク - 日本語が滅ぶだの滅ぼせだのといった話題がかまびすしいが - 2009-02-18 - 備忘…

諸君の高島氏連載、今回は中学教科書で向田邦子の文章の表記が改変されてゐるといふ話。 「中学生でも文字遣いの面白さをなんとなく感じ取れるはずだ」「原文を尊重しない態度を教へることになるぢゃないか」云々。

以上のような疑問は、ある仮説を立てるとうまく説明できる。つまり、HTMLの文法にうるさい人を「HTML原理主義者」と揶揄して笑っている人たちは、ウェブページをHTMLで書いていないのだ。仮にそれらの一見HTMLな非HTMLを総称してFMLと名づけよう。FはFusigi…