なかなか「滅び去ってくれない」迷信による「批判」

反論は言ひ尽くされてゐるやうな感じなので特に書くことも無いんだが。

致命的なことだが、彼らは現代日本語の口語的表現を旧かなで表記する。古典文法にて書きたる者ついぞ見かけざるはいかなることにやあらん、正字正かなとぞ言ひたる者ども、ただ懐古の趣をあらはすのみにてあさましからんとぞおぼゆ。

単純な話、『のらくろ』や『坊ちゃん』や(以下極めて多数、略)のやうな過去の作品はもちろん口語文で正かな表記だがそれも「致命的」なのだらうか。彼らは「旧かな使用者」であって「正かな(旧かな)派」ではないと言ふつもりだらうか。
――といふ疑問も実は無駄で、もともと偏見に基づいた「批判」だったと後の記事で分るわけだが。闇黒日記二十二日に引用されてゐる「「正字正かな」は表記だけの問題であるから、文法などは関係ない、と主張された。」以下の部分。
愚論に「古典でアクセント」がついて、ある意味「まろやかで美味しい」ですよね(←バカにした表現