(さっき間違へて昨日の分に投稿してしまったが)
昨日の続き。どこのサイトについてかは「管理者に少し失礼なので」「明記」しないけど(笑)。
「鴎外は歴史的仮名遣支持者ではない」といふ説はどうなんだらうな。山田孝雄への遺言はいちおう「伝説」かと疑ふのもありかとも思ふが、木下杢太郎や沢柳大五郎の書いたものを読むと支持者だと考へるのが常識的な解釈だと思ふんだがな。
正字正假名」に国語表記を戻すとする。辞書はどうなるか?云々は読者を楽しませるためのバカ話と読むのが正しい解釈なんだらうな。亡国の愚策云々の滑稽で大げさな表現からして冗談だと分る。バカ話を楽しむためにまじめなふりをして指摘するが、ふつう辞書ってのは引きやすさ優先で作られるものだよ。
歴史的仮名遣いに回帰するような国語政策」にも笑ってしまふよね。全くありさうもない話で。「復権」が達成されもしないうちに「復活」があらうはずもないしあるべきでもない。

(追記)

おや、何か闇黒日記を見に行ったら早くもこれについての言及が。しかもきちんと『仮名遣意見』を読んで上での批判だ。「当時の表記を支持しただけだ」云々を少しだけだが信じた自分が恥かしい。