以上のような疑問は、ある仮説を立てるとうまく説明できる。つまり、HTMLの文法にうるさい人を「HTML原理主義者」と揶揄して笑っている人たちは、ウェブページをHTMLで書いていないのだ。仮にそれらの一見HTMLな非HTMLを総称してFMLと名づけよう。FはFusigiのF、FantasyのF、FreeのF、なんでもいい。FMLインスタンスを書いていたのに、それは「HTMLで書くべきだ」「HTMLの文法に違反している」と言われたとしたら? それは確かにHTML原理主義者と揶揄する理由として、もっともなものだ。

正かな派を毛嫌ひする人の感覚もこれに似たやうなものかもな。