2006-12-03から1日間の記事一覧

また今度借りる本

『漢文のすゝめ』新潮選書 『論語徴1』東洋文庫 『論語徴2』東洋文庫

watchの発音(についての妄想)

昨日ラジオのチャンネルをあれこれ変へてゐたら「ワッチと発音するほうが一般的ですよ」と言ってゐるのが耳に入った。前後の脈絡は全然わからない。だからwatchの発音についての話かどうかも知らないのだが、おかげで教へられた。 「ワ」だと日本語の「ワ」…

大槻文彦『復軒雑纂1(国語学・国語国字問題編)』平凡社東洋文庫

p306の鈴木広光による解説。 文彦も主査委員をつとめた国語調査委員会は明治三十九年に『口語法』を脱稿している。「発音ノママ」の仮名遣いが拠るべき「今言」、すなわち標準語がここにすがたを現したのである。それはまさに江戸国学以来の規範から離れ、年…

斎藤緑雨「ザマ見やがれと当人しるす」

抜萃。 緑雨の随筆を紹介した序に、その雑文をも一つ挙げて置きたい。博文舘の看板雑誌『太陽』では、創刊当時、諸家の寄稿の初めに、その人の小伝をも附することにしていたのであるが、その文を書けとの注文に代うるに、緑雨は次のような短文を以てした。お…