ろくに調べもせずに旧字を弁護・支持してみる(1)

追記
タイトルをつけた(10月14日)。この項は「黒歴史」。誰かさん(あるかさん)の罠(?)にはまって醜態をさらした。(5)(4)を参照。(以上追記。)

「旧字派」(仮称)についてずいぶんと適当なことを書いてらっしゃる。

文字に違和感を感じるだけで、こんなに頭に入らないものなのかとおどろきました。
 となると、〈旧字体〉の活字を読んで育った世代の人は、現在の〈新字体〉の活字におなじような違和感をかんじているはずで、そういう人が〈正字体〉〈旧字体〉にこだわるのは、それはそれでわかる気がします。
 でも、それが現在でも〈正字〉を使う人がいる理由なのでしょうか?
 〈旧字〉で育った世代というのは1949年に16,7歳だった世代ぐらいとみても、現在70歳はこえている計算で、どうもそれより若い世代でも〈正字〉を使っている人もいるようです。
 いったいなんで〈正字〉なんか使うんでしょう。
 いまだに科挙の権威を信じている超権威主義者なんでしょうか? そんな人がほんとうにいるんでしょうか?
 となると、たんにデザインが気に入っているから……ぐらいしか理由は思いつきません。案外そんなところが真実なんじゃないでしょうか。たんに難しい漢字が好きだ……ぐらいの。

旧字は(まだ)使ってないけども、若い世代(二十代後半です)の旧字体〉にこだわる者の一人として頼まれもしないのにちょっとコメントを。なぜ旧字(正字)なんかを支持するかといふ具体的な理由。

  • 違ふ系統の字をいっしょくたにしてしまった例
    • 學(学)、覺(覚)と營(営)、榮(栄)、螢(蛍)、勞(労)
    • 辯(弁)と辨(弁)と瓣(弁)
  • 体系を崩してしまった例
    • 缺(欠)と決、訣などとの体系
    • 轉(転)、傳(伝)と専
    • 賣(売)と買
    • 假(仮)と暇

まだ他にもあるだらうけど、ともかく新字の方が出来が悪いので取り敢へずは旧字を支持せざるを得ない、といふことですよ。
野嵜氏の漢字について(言葉 言葉 言葉)などを参照のこと。
それにしても、文字に違和感を感じるだけで、こんなに頭に入らないものなのかとおどろきました。とあるのを読んでほんとにおどろきましたそんな人がほんとうにいるんでしょうか??? 頭に入りにくいのはもしや単に文体が古いからでは。違和感があるのは「旧字体」にではなくて単に文庫が昔の版のまま復刻された本だから活字が摩耗してる、その見にくさに対してなんぢゃないでせうか。案外そんなところが真実なんじゃないでしょうか
現代の「旧字派」についてはネットで検索してみたらちゃんと解説しているページが見つかると思ふけどどうなんでせうか。調べてみれば、旧字についてもそれはそれでこだわる人の気持ちもわかったといふことになりさうな気がしました。