2006-09-29 『神田喜一郎全集』第二巻 読書 「続東洋学説林」 「投壺の遊戯について」 「日本漢学史上における僧玄光」 徂徠が古文辞を唱へるよりも前に実証的な研究をした人で、徂徠も非常に賞めてゐる。 「日本書紀古訓攷証」 孟子の「縁木求魚」は木に上りての意。(p327) 「書信」などの信の字は古昔これを普通には使人の義に使用した。(p375) 蓋し古昔我が国語にて、凡そ物の尖端を指して「スヱ」といへり。「ヤマノスヱ」とは、即ち山の尖端の義なりと知るべし。(p410)