日本ローマ字会

例によって、正字・正假名使ひの爲のアンテナ経由で。


「日本語は話し言葉と書き言葉の隔たりが著しい言語です。
たとえば『ふきょう』と言っただけでは不況のことなのか、それとも布教や不興のことなのか分からない。
同音異義語が多すぎて、文字にして説明しないと人に自分の意志を伝えられない。
こんなことではダメだと思うのです」


「日本語の表記を書きことば主体から話しことば主体にする。これが私たちの最大の目的です」

ローマ字化論者の偏った考へ方が端的に現れてゐる。

できるだけ漢語を使はず、和語は漢字表記しない原則なのだらうが、やはり無理がある。ざっと見た限りでも目についた変な点。

  • コトバ

和語も外来語と同じくカタカナ表記することを問題だと思はないのだらうか。

  • はなして
  • すすめて

講演者と司会のことらしいが、一瞬「話してよ」みたいに誤解しさうだ。

  • 時間
  • 場所

「とき」「ところ」とでもしないと不統一だと思ふのだが。

  • まえにおあつまりください。
  • おといあわせさき

読みにくい。まあ書き言葉を軽視する人々なんだから仕方ないか。