旧字旧かな変換プログラム

旧字旧仮名が読み難いのはどうにかしてほしいといふ人はどうすればいいんだらうか、と思って検索。

コメントは色々。
「引用でもないのにWebで旧かなを見ると本当に苛々する」やうな神経質な人には本当にいらいらする、とか「吉田夏彦なんてあり難がるもんぢゃねーだろ。福田恆存リスペクトでの旧仮名づかひなら認めてやる。」とか、吉田氏をよく知りもしないくせにほざいてみようかな。
興味があるコメントをメモ。


2007年03月05日 Listlessness 正字正かな派っていってもいろいろあるんだろうね。硬派から軟派まで。読みにくいときはhttp://daukan.hp.infoseek.co.jp/cgi-bin/henkan/henkan.htm。書きたくなったらhttp://members.jcom.home.ne.jp/ksmiracle/Kokugo/IME/Orthographie.html。いや、便利便利


2007年03月05日 yuuboku 言語 かな漢字変換については正字正かな専用の辞書を入れるとよいでせう。/新字新かなだから読みやすいといふわけでもないと思ひますけども。


2007年03月05日 takisawa 私は普通に歴史的仮名遣ひも併用してゐます。読みやすさ(新かな)を選ぶか合理性(正かな)を選ぶかの問題で。読みやすさは読む側の「馴れ」ですから。まぁ、福田恆存を読んでください


2007年03月05日 gimmeshelters thought 福田恒存を読んでください


歸りにキャンドゥに寄って必要なものを買ひ足してゐて、「必携 漢字字典」といふのを見付けた、といふか以前から氣になってゐたのを立讀みしてみたのだけれど、案外しっかりしてるよ、これ。どうせどっかの大學の博士だのが名前を貸して適當に編輯しただけなんだらうな、と思ってゐたのを裏切られた。收録字に關しては日本漢字能力検定協会漢検二級から六級までの字をベースにしてゐるのだけれど、凡例でわざわざ部首は康煕字典に則ってゐると明示してあったり、凡例の半分以上を割いて舊字と新字の關係について説いてくれたり(しかも、詳しくは『旧字旧かな入門』を讀めとの誘導付き)、表外字(芦茨嘘汲饗茣拳揃叛篇厩煽迄掴穿)の字形に「いわゆる康煕字典体」を採用したり、竝々ならぬこだはりやう。さて一體誰が書いたんだらうと思って奧付を見てみると、おなじみ築地電子活版の府川充男さんと小池和夫さんが監修執筆でした。ちなみにシリーズの「難読即解 国語辞典」も手に取ってみると府川さんの監修執筆で、こちらは淒い情報量。網羅的ではないけれど、これで100圓は安すぎる……。

侮れないな、百円屋。