太田晶二郎著作集 第五冊

内容は解題や影印の校記などなので正直歯が立たない。

  • 書名は顔にも譬ふべきものであり、概して、内容の優劣が平行する。「釋日本紀」−釋+原書の書名−といふ名づけ方は、ありふれたものの如くであって、実はあまり先例傍例も無く、平凡なやうであるけれども、すっきりして気が利いてゐると思ふが、果たして、内容も凡ではない。(p94)
  • 「古文書のよみ方 異体字一隅」(p400)。山田俊雄が賞めてゐたもの。