ATOKで変換できない正仮名遣の語

要するに、「(ローマ字入力で)wi・weが<ゐ・ゑ>になるやうにカスタマイズする」、「文語モードにする」といふだけの極めて簡單な方法で、それが大好評だった(私の場合、ATOKを使ってゐたのになぜか文語モードにすることをそれまで考へもしませんでした)。いまさら言及するのも変だけど、書かれたときは単に「おお、手軽でいいなあ」と感心しただけだったので。今回、改めて読んで気づいたことを少々。

  • 吃音よりは促音の方が一般的な用語のやうだけど。
  • 「をられます→居られます」は「字音(漢字音の)仮名遣」ではないでせう。たぶん、「漢字に隠れてゐる」点が似てゐるので混同したのでは。

変換できない語

今回、変換をあれこれ試してみて変換できない言葉をいくつか見つけたのでそれについて書いておく(ATOK2005使用。「小書き」賛成派です)。

  • 「〜って」の形
    • あぢはって 
    • にぎはって   
    • わづらって
    • うるほって  
    • おほって
    • にほって 
    • よそほって
  • 「〜った」の形(例は上と同じ)
  • 「赤っぽさうに」など

かうなってしまふのは、あくまでも「文語」モードで、「現代語の旧仮名遣」モードではないからだらうか。