『のらくろ探検隊』田河水泡(講談社)

小学生のころに買ったものを発見(発掘?)した。昭和十四年発行された本を昭和四十四年に復刊したもの。内容はアレなので触れないが、何とものんびりした雰囲気がいい。当時の表記の参考にもなる。

今更ながら、やはり「国語改革」は不必要だったと思ふ。(ただし、小書きの採用や字音仮名遣を強制しないことだけは意味がある)「黒すぎず白すぎず」といふバランスに配慮すれば画数の多い旧字でも十分やって行けたはずだ。