オーウェル『動物農場』角川文庫

「本当に良い本だ。ただ結構難解なので、オーウェルが言わんとしていることの100%を理解してるとは到底いえないが、こういう本は手元に置いて度々読み返すものなのだから、長い時間を掛けて読みたいと思う。」とか理解不足を隠すための意味ありげな「感想」を恥づかしげもなく書いてみようかな。
開高健が解説で、著者の率直さが貴重であると言ってゐる。
「象を射つ」は帝国主義の本質をはっきりと感じ取ったある体験を描いたもの。瀬戸川猛資も言及してゐた。
読んでゐて(豚が動物たちのリーダーなので)、『のび太のねじ巻き都市冒険記』を思ひ出して「関係あるのかな」と思ったが、読み返したらあっちは豚を補佐するのが牛だからそんなに似てない。