2006-12-11 読みたい本 読書 メモ 過去の闇黒日記を漫読してゐて見かけた。 平成十五年三月四日 われ地に平和を投ぜんために來たれりと思ふな。平和に非ず。かへつて劒を投ぜんために來たれり。 日本のキリスト教徒は、メレシコフスキーでも讀むが良い。雄渾社から上野修司譯で『平和にあらず剣なり』と云ふ、そのものずばりの本が出てゐる。ほかにも『トルストイとドストエフスキー』のやうな大著、『先覺』のやうな大小説もあるが、『平和にあらず剣なり』の表題作である評論は、短いからすぐに讀めるだらう。取敢ず、讀んでから何か言つて呉れ。私は一應讀んだ。 メレシコフスキー、加地伸行氏が述べた「儒教の原理」を一撃で粉碎してゐる。