先月の日記。いくつかメモしたいことがあったな。上から順に読む。

便乗して言ふと、「研究の最前線」を信頼してるから専門家ごっこなんてしません。素人が難しい点をつつき回しても大した意味は無い。ごっこ遊びがしたい時には楽しいけど。


既に「狐が落ちた」ので山本氏の言ふ事を一々尤もとも思つたりはしないが、讀めば面白い事は面白い。

狸かと思ったら夏彦か。さうか、山本氏に「狐が憑いてた」のかと思ってたら、の氏に「憑いて」ゐたのか。神懸りのやうに素晴しい時期があったのだと誤読してゐた。

三宅氏のやうな「上機嫌な書き方」をするのは良くない。俺はさう思つてゐる。三宅氏の文章は、何う見ても、理想が實現されなくて不滿に思つてゐる人間の文章ではない。さう云ふ文章の中で三宅氏が「理想と現実は区別されなければなりません。」と言放つてゐる――これが遁辭以外の何であり得よう。だから俺は三宅氏の言葉は嘘だと言つた。

「セーラー服の方が遙かに美しい」は幾らか冗談まじりだったのかなあ。
「第三者として、喜六郎を冷靜に批判」の件。面白さうだけど、わざわざ読んで批判するのは面倒だな。

で、見てゐて思ひ出したのだけれども、「義」事件の時に徳保氏にも隨分いろいろ良くしてもらつてゐて、恩を仇で返すやうな事をその後俺は言つてゐる訣だけれども、すまない事をしてゐると思ふ。俺の意見も態度も變へる積りは無いけれども、徳保氏の事を本氣で嫌つてゐる訣ではないんだ。徳保氏は、思想的な姿勢に贊同も同意も出來ないけれども、性格的にはいい人だと思つてゐる。

つさん」といふ表記、共感する(と言ふと大げさだが)けど、意識的な表記なのかな。