例の豚小屋

闇黒日記の「最新のトラックバック」に例のキ六浪の記事があったので(物好きにも)見に行った。

例によって「誤読力」全開の「快進撃」で、読んでゐて哀れになる。


その木村氏が、事もあろうに「政治」の領域に属する「戦争」に「道徳」を持ち込む愚(政治と道徳の混同)を平然と行っているのである。
「戦争」とは外交の一手段なわけだから、当然ながら「戦争」とは「政治」なのである。

木村氏たちの考へ方を熟知してゐるわけではないが、「政治」の観点と「道徳」の観点との峻別を(たぶん福田氏の影響で)重視してゐるんぢゃないのか。例へば政治だったら、政治を「政治的に」論ずることと、「道徳的に」論ずることとを区別せねばならない、といふやうな考へ方だらう。豚小屋の気違ひ様は言葉尻をとらへるしかできないから相手の文脈に応じた読み方が出来ないやうだ。
福田氏が「一匹と九十九匹と」で言ってゐる「政治」と「文学」の峻別そのままだと思ふんだが違ふのだらうか。「文学」が「道徳」に変ってるから全くの別物とでも言ふのか。「朝三暮四郎」とでも改名しろ。
そのくせキ六浪、その前の記事では福田氏のファンだと嘘をついてゐるし。恥知らずめが。


自分は正直、坪内氏はあまり好きな知識人ではないのだが、「若い正仮名派はコスプレ」発言や、今回の再販など侮れない仕事をする時があるから目が離せない。

「自分が嫌ひな正かな派を批判してるからいい」と。

投稿者:kirokuro
2008/2/7 15:49
確かにそういう手合いはネットにたくさんいますね。
自分はそうならないよう気を付けたいと思います。
投稿者:名無し
2008/2/3 18:05
 復刊は慶賀すべきことですが、ネットの世界では、福田恆存を利用して売名行為をしている奴が少なくないですね。
 他人をダシにして己を語る…たしか小林秀雄でしたか、「批評」についてこんなことを書いていたはずですが、福田をダシにしている連中の「己」が、あまりにも薄っぺらです。

「自分はそうならないよう気を付けたいと思います」とか、あたかも自分がさうでないかのやうに寝言を言ってますが、「正かな派批判」をダシにしてゐる朝三暮四郎の己は、あまりにも薄っぺらです。
さういへば、木村氏への批判(笑)なのに、闇黒日記にトラックバックを送ってるのはなぜ? 「売名行為」かな(爆笑)?
あれこれさらしてやるつもりだったが、コメント欄とか見ててやる気が失せた。まともに相手するのが馬鹿馬鹿しい。「無恥と嫉妬と劣等感のアマルガム」だったっけ、秀逸な表現ですな。自己批判とは思へないほど辛辣で適切。バカはバカを呼ぶ。屑は屑を呼ぶ。死ぬまで仲良くやってろ。